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まずはデザイン。それゆえの問題。

バッグの製品化に関わるのは専門的な知識や技術をもった人というのが世の常識なのかも知れません。 けれども当時、私はバッグ作りに関してはプロではありませんでした。あくまでデザインのみを優先させた感覚的な創作物。
そのうえ、製造現場で優先される新作発表スケジュールや販売戦略といったことにも門外漢でした。実は今でもそこはあまり変わってないのですが。
しかし、納得がいくものを作り出すためには何を優先さなければいけないのか?「かぐらやバッグ」のデザインの命の源は、自由な発想や遊び心であると思っています。
なので、そのデザインを実際の使用に耐え、安定して製品化するには色々と問題が発生しました。 革製の取っ手の取り付けひとつにしても、ランダムな縫い込み方を普通の革用工業ミシンで再現することはなかなか難しいことでしたし個性的なデザインを表現するための縫い合わせを安定して表現することも同様でした。
また、軽さにこだわりたいと金具を限りなく減らすことも実際の製品化においては大変なことでした。かぐらやオリジナル色の畳縁の製造も、メーカーさんの大きな協力があってこそのことでした。
それらの解決にあたっては、私自身も取り組みましたが開店当初から一緒に携わってくれている社内外のスタッフの存在がとても大きなものでした。「かぐらやバッグ」は、彼ら彼女らの様々な助けがあって初めて製品として実現できたのです。
ミシンメーカーさんが請け負ってくれた作業別の専用ミシンの製造や縫い方を再現するためのオリジナルプログラム、そして縫い金型の開発。私の想い描く新たな畳縁の製造を請け負ってくれるメーカーさんの支援。それらの交渉に日本各地を奔走してくれたスタッフのみなさん。私の小さなアイデアだった畳縁バッグは、多くの人の大きな努力なくては世の中に出ることはなかったことでしょう。
今では畳縁の使用色だけでもオリジナルもあわせ数百種に達しています。製造工程も数段階に分担し、それぞれの工程の専任スタッフが製造に携わっています。納期の件も優秀なマネージメントスタッフのおかげで安心していることができます。
それはとても幸せなことであり、日々ほんとうに感謝しています。

素材のおもしろさ、魅力的なデザインのために、製造用の機械にも多くの工夫をしています。