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小さな発想から生まれた奇跡のバッグ。

私が生まれ育ったまちは瀬戸内海国立公園の山と海と島々に囲まれた自然豊かで穏やかな気候の地域で学生服などの衣料産業が発達し、また、い草の産地からほど近いこともあり畳縁 (たたみべり)を製造する工場が幾つも見られるところでした。畳縁は畳表の縁 (ふち) を覆って丈夫にし、色や柄で雰囲気を醸し出すためのものでこどもの頃には、組み付けられる前のリボンのようなテープ状の大きなロールを日常、あたりまえのように見ていました。50歳を過ぎた頃、ふとしたきっかけでインテリア・雑貨・家具の小さなお店を地元で開店。お店に並べる商品の買い付けで、色々な展示会を見て回っていたとき 小売り用にと少し洋服も仕入れてみました。

最初は上手くいかなかったものの徐々にお求め頂けるようになり、その数年後のこと今度は洋服を作って、自分も卸先様向けの展示会に出品してみようとエントリーしてみました。その展示会でのことです。洋服だけではなく、まわりの小物にもこだわった展示を考えていたとき 自分でバッグを作ってみることにしました。
ディスプレイアイテム程度のバッグなので実際の使用のことは考えずあくまで服を引き立たせるためにと…色柄が独創的であることと、こどもの頃から見慣れていたことから畳縁を素材として選びました。

しかし展示をご覧頂いた方々からは、今までに見たことのないバッグだと 驚くほど高い評価を頂き専門店さんから多くのご注文のお話までも頂くことになりました。それは私の予想もしなかった奇跡とよべるバッグ誕生の瞬間でした。
2006年、「かぐらやバッグ」の第一号を百貨店で販売。
今では、大手百貨店様に専門のコーナーを頂ける程の人気のバッグとなっていきました。

様々な製造工程で熟練した専門的な縫製技術が駆使されています。